4周年インタビューから見るりっきーディレクターとDQX開発陣

アストルティア学園に対する供述が二転三転していることによる「ただの嘘吐き」については別個に記事化しているので、そちらご参照下さいね。

さてさて、4周年記念インタビューが色々と物議を醸していますね。

祝『ドラゴンクエストX オンライン』4周年! 齊藤陽介P&齋藤力Dに気になるアレコレを直撃する超ロングインタビュー!!
http://www.famitsu.com/news/201608/02112329.html

これについて色々と述べてみたいなと思います。あと、Vジャンプの衝撃たるナドラガンドでのインタビューも交えようかなと。

 

 

まずはりゅうおうイベント

内容をザックリまとめると、こうなります。

PとDは、スケジュール的な都合も考慮し、「コインボス用意して終わりでいい」と考えた。
ドラクエブランドの権利者である堀井雄二にもそれで承認を貰い、そうする予定で動こうとした。
そのコインボスでは、りゅうおうの変身なし(最初からドラゴン)。BGMも既存のもの、というもの。

しかし、バトルプラグラマーから「それじゃダメだ!」という反対の声が。「せっかくのりゅうおう、やるならトコトン!」と開発全体での士気も高まり、最終的に、専用マップやBGMの追加、りゅうおうの変身などを追加し、トコトン頑張って今のものになった。

 

まずここで、PやDの考えた「コインボス用意して終わり」が一概に悪であるとは言い切れません。
ただでさえカツカツなスケジュールでスカスカなゴミを量産してる中、他のことに割ける時間的余裕など無い。これは事実でしょう。
30周年イベントは、言ってしまえば、あくまでもオマケ要素でしかありません。勝手に神格化している人もいますが、ただのオマケです。オマケに力を入れてメインを作れなくなっては、それはそれで本末転倒となります。人的リソースには限度があります。
様々な事情を考慮し、「コインボス用意して終わり」を選ぶこと、これを「やる気がない」「こだわりがない」と叩くのはおかしいと、りっきーディレクター批判日本No1を自負する私は擁護します。
ミッチリパンパンに良質なコンテンツで埋め尽くすなんてものは理想論でしかなく、現実問題として無理がありますから、どっちを優先するべきかという問いに正解はありません。

(ただし、そもそもの問題として開発がカツカツな状況になっているのは、りっきーディレクターのせいなので、その点では彼に否があります。ディレクター交代時点からちゃんとスケジュールを考えていれば、事前にいくらでも準備することはできました。30周年が2016年に訪れるというのは、1986年からわかっていることですから。)

また、もちろん、バトルプログラマーが提唱し、実現された今のものがダメというわけでもないでしょう。
ドラクエ30周年。強い思い入れがあるおじさん世代は多くいるでしょう。私自身は、1986年当時はまだ卵子だったので、何の思い入れもありませんケド。
「ドラクエだからこのゲームやってんだよ」というおじさんにとっては、今のエセドラクエ状態のリキクエなんかよりは「本編を放棄してもいいからそっちに力入れろ」と思う方もいるかもしれません。そういった声に応えることもまた、一つの解でしょう。

 

出来る範囲でゆる~く作るか。ガッツリ作るか。
基本方針としてはどちらを選んでもOKで、正解はありません。いえ、どちらも正解というべきでしょうか。
問題となるのは、その後の調整です。で、このりっきーディレクター、その後の調整で盛大にアホアホなことしました。全て台無しです。

とにかく、無駄に時間と手間がかかる。
何度も何度も延々と迷宮を回り、遭遇率の非常に低いローラ姫へ何度も何度も遭遇し、1回目は楽しいけど2回目以降からは作業と化するりゅうおう戦を何度も何度もやってようやくイベントグッズが揃う。

これは言うまでもなくゴミですね。

 

りっきーディレクターは、懸念していたスケジュール問題を犠牲にして、バトルプログラマーの意見を採用しました。おそらくは、そこでこう考えたのでしょう。

これだけ開発リソースを使用するならば、それだけプレイヤーにも長く時間を使わせる必要がある。

これはりっきーディレクターのようなセンスのない開発者に多く発生する思考回路なのですが、開発に要する期間と、ユーザーが消化するのに要する時間で、コストパフォーマンスを考えるんです。意味不明なところで。必要なところで考えるのは当然なんですが、センスのない開発者は意味不明なところで考えちゃうんです。

 

1日かけて作ったコンテンツが、1ヶ月遊ばれ続けたら。それは非常にコストパフォーマンスの良いコンテンツとなりますよね。余った期間で更なるコンテンツの開発ができます。
逆に、1ヶ月かけて作ったものが1日で飽きられたら。非常にコストパフォーマンスの悪いコンテンツとなりますよね。紅玉館とか良い例です。

MMORPGでは、開発にゴールがありません。
常に、開発に要する期間より消化に要する期間の方を長くし、開発期間にバッファを確保するようにしないと、どんどんバッファがなくなり、カツカツになっていきます。最後には自転車操業的な開発になり、出来次第出すようになります。
そうすると、余裕がないためにテスト不足による品質の低下や、コンテンツのない空白期間が生まれ、ユーザー離れを引き起こします。今のドラクエ10がまさにその状態ですね。
時間稼ぎというのは、MMORPGである以上は発生して然るべきものなのです。

 

で、りっきーディレクターはそのセンスの無さから、2.xの期間中にバッファを食い潰しました。
後先考えられない人によくありますね。余裕がある時は何もせず、余裕が無くなってから頑張るも、余裕がないからどうしようもなくなるっていうアレです。
夏休みの宿題を8月31日になってからやる小学生。
生活保護受給日にパチンコ行って、他の日は「生活保護少なすぎ!これで人が生きていけるか!」と喚く奴。
お給料を日当で払うバイトに出てきて、お金貰ったら翌日はバックレ。お金使い終わったらまた出てくる奴。}
中身としてはそれと同レベルでしょう。

時間稼ぎは発生して然るべき。しかしそれは一般的な通常コンテンツに関するものであり、こういった30周年イベントのようなものでは、考慮すべきではないです。本来、こういうイベントこそ、コストパフォーマンスなど気にせず、ガッツリ作りこもうが気軽に遊ばせて「満足して終わる」で良いんですよ。こういうイベントで無駄に時間稼ぎされても、せっかくの良イベントが台無しになるだけなんですよ。

りっきーディレクターは、バッファがある間は、バッファを食い潰して「僕のこだわり」を優先、無駄なものばかり作らせる。紅玉館とか紅玉館とか紅玉館とか。バッファがなくなってから焦るも、MMORPGの開発なんてそんな焦ってどうにかなるようなものではなく、全てカツカツになり、30周年イベントまで時間稼ぎを考慮してしまう。このセンスの無さに絶望ですね。

 

あとこういうタイプのイベントで3rdパッケージの購入を必須としたのもわりとすごい。世界的にも稀なのではないでしょうか。こういうイベントで追加パッケ要求って。「体験版でもOK!」にして新規を呼び込むのも有りなんじゃないでしょうか。

とは言ってもまぁ、おそらくは過去曲のライセンス料の都合だとは思うんですよね。
これは全て予想でしかありませんが、「そのBGMを聞けるユーザー数」に比例してライセンス料が決まるんじゃないですかね。ドラクエのBGMは権利関係に厳しいすぎやまこういちのものなので、同じドラクエでも自由には使うことができないようです。
1stだけでイベントに参加できる場合、発生するライセンス料も1stパッケ販売数に応じたものになり、とても高くなる。3rdに絞れば、3rdパッケの販売数に応じたもので済む。そこらへんが関わって、3rd限定になったんだとは思います。もちろんただの想像ですが。このような裏事情は、仮にあったとしても客に公開するものではないと思うので、まぁ、ここは仕方ないかな。

 

 

4thの新職業は2つ

バージョン2で魔物使いと道具使い、2つ入れたら好評だったから、バージョンごとの追加職は2つに決めました。

 

意味分からないんですけど。
1つ~5つあたりでアンケートとって、2つが育てやすさや選択肢の増加具合がちょうどいいとかなら分かります。
でもバージョン2で2つ追加したのが好評だったから、それ以降も2つにするって。好評だろうと不評だろうと「2つ」という実績しかないのだから、参考にできるわけないと思うんですけど。一体どういう論理展開したんでしょうか・・・。そしてどちらかというと「追加少なすぎ」という声の方が多かった気がするんですけど。

 

4thが壮大な物語になるとかいう話

3.0はすごい。どれくらいすごいかって、少しでも中身を言っちゃうとすぐネタバレになるほどすごい。とにかくすごいとしかいえない。
→謎のイケメンの正体が馬でした。くらいしかネタがないだけ。

事前にお見せした情報は3.0の2%程度。本当にすごい。
→むしろ事前に見せていない情報が残り2%。

ストーリーはさいこうのごちそう。今度の冒険の舞台は竜族の住まう異世界の地。新たなる冒険の始まりだ。
→竜族の住まう異世界に入らず、冒険が始まる前に終わった。

今わかっているストーリーに絡むマップだけで2ndに並ぶ規模感。1年後はどうなるかまだわからないから、これからの開発で2ndを余裕で上回る。
→1年で追加したのは4つの一本道ダンジョンと、炎と氷の領界だけ。ストーリーに絡まないマップが一切無いため、必然的に全マップ合計で2ndと比較するが、どう見ても2nd未満。面積的な意味でも、様々な世界を旅する没入感的な意味でも。マップの片隅にあるような思わせぶりなナニカという風景的な意味でも。あらゆる面で2nd以下。

 

3rdを売る時に言っていた売り文句が尽く全て嘘だったことを考えると。
事前に「すごい」とか「壮大」とか煽るのは嘘だという前提で考えるべきなので、あまり期待しないほうが良いでしょうね。むしろ、中身に自信がないからこそ嘘で着飾っていると考えるべきでしょうか。

 

 

4thやPS4版では、DQ11を遊んだ人が入ってくれることを期待している

DQ11をPS4で遊んで、そのままDQXに移行して貰いたい。という想定があるようです。

たぶんですね、PS4版でのグラフィック刷新をするんじゃないかと思うんですね。
PSO2が同じことをしたために、こっちでもやるのではないかというのも前々から噂されていますね。
それが今回のインタビューによって、更に可能性が増したなと思います。

PS4版DQ11からDQ10に人を呼び込むのに、グラフィックがメチャクチャ見劣りすることは避けたいでしょう。
PS4版DQ11をプレイして、DQ10を見たら、おそらくは大変にゴミクソなグラフィックに見えます。さすがにここまで落差があると人を呼び込むのは難しい。 それを避けるために、DQ11相当へのグラフィック刷新が来るのではないかと。

でもこれ、わりと博打だと思うんですね。

 

DQ10のグラフィックは、どれだけひいき目に見てもクソグラです。その上で、このクソグラが逆に愛嬌になっていると感じています。
3rdでどこかの馬鹿ディレクターがNPCの指を分割するという意味不明なことをしましたが、あれグロくないっすか。指の関節にだけしわがあるのも、他のパーツと合ってないし。ツギハギだらけの化け物みたい。長方形に線を引いただけのなんちゃって指のほうが「愛嬌があってかわいいな」って思ってるんですよ私。

鳥山絵自体がリアル系グラに合わない画風なので、ヘボいグラが逆に良い感じにマッチして、かわいいわけなんですよ。ヒーローズとかリアル系レンダリングって、なんか逆に悲惨ですよね。また高グラフィックであるだけで、画面の情報量が多くなり取っ付きにくそうと感じさせる問題もあります。

グラフィックを刷新するならば、PS4版というタイミングしかないでしょう。しかしそのグラフィック刷新が逆に、既存プレイヤーが感じている「愛嬌」を失うことになるのではないかと。10人の新規をゲットして100人の既存を失うことになりかねないのでは、と。
トゥーンのリッチなグラフィックレンダリングってわりと大変なようで、海外の超大手スタジオくらいしかまだ実現できていません。スクエニにそれができるでしょうか。しかも落ち目のドラクエ10に、それほどまでの開発費を投じる判断ができるでしょうか。

愛嬌のなくなった不気味の谷のバケモノになったらどうしようか。という心配が絶えない。

コメント コメントは承認制です。

  1. 匿名 より:

    意図的に不正を繰り返してBANされただけあってかなり面倒くさい頭してますよねぇ
    なる玉様を甘やかした親がリッキー以上の屑なのでしょう

  2. 匿名 より:

    なるせさんは必要悪だったんですか

  3. 匿名 より:

    アニメはアニメのままがいいように、誰もが実写化を望んでいるわけではない
    ドラクエはアニメのままで、FFは実写になればいいんじゃないかな

  4. 匿名 より:

    なるせ介護ナンバー1のリッキーをあんまいじめてやるなって

タイトルとURLをコピーしました