突如として安倍政権を崇め始めたツイッター左派たちを見かけました。
彼らの脳内で何が起きたんでしょうか? どうやら、消費税の総額表示に反対しているようです。え、なんで? それって安倍に賛成ってことなんだけど。。。
税別表示は安倍政権の悪行の一つ
日本では1989年に導入された消費税。長い間、税別で表示されるのが普通でしたね。
税別表示では、最終的にいくら払えばいいのか暗算しづらく、レジに行ってからでないとよくわからないので国民は大変に不便していました。私も小学生の頃、お小遣いでギリギリ買えると思ったものが数円足りなくて買えなかったという苦い思い出があります。
そして2004年4月、小泉内閣時代ですかね、総額表示が義務化されました。これによって国民の生活は利便性が向上しました。
2004年当時のアンケート調査をネットの海から探してみました。
総額表示が便利という人はやはり多いですね。そしてそれ以上に、便乗値上げへの心配が強いのが印象的です。
その後民主党政権になり、三党合意で消費税の増税を決定。三党合意には自民党も含まれますが、当時の与党は民主党ですので、消費税増税において首謀者と呼べるのは民主党ですかね。
そして民主党政権が倒れ、安倍政権になってから増税が始まります。安倍政権では景気条項を消して何が何でも絶対に増税という形にしたので、実行犯と呼べるのは間違いなく安倍政権ですね。民主党が首謀し、安倍政権が実行した。これが我々国民を苦しめる消費税増税です。
安倍政権では、増税による支持率低下を懸念してか、総額表示義務を一時免除しました。当時5%から、8%を挟んで10%へと段階的に増額するため、総額表示を続けると値札を二回作り直しになります。そのため移行期間は特例として税別表示でもいいというのがタテマエですかね。これによって、2004年4月から税込表示だったものが、2013年から再び税別表示が解禁されてしまいました。
結果、何が起きたでしょうか。
もう7年も前の話なので忘れかけてる人も多いかもしれませんが、税込398円が税別398円になったりと、税込表示が始まった時に国民が心配していた便乗値上げが盛大に発生しました。国民の家計は増税額以上にダメージを受けてしまいました。
増税しなけりゃこんなこともしなくていいのに、安倍死ねと当時の私は思いました。
そんな安倍政権の悪行の一つ、税別表示の許可。これがようやく終わりを迎えます。
元々、有効期限付きの一時免除だったため、何もしなければ増額表示義務に戻ります。菅政権では基本方針を安倍政権から継承するとしていますが、「税別表示を続ける」という方針は継承しないようです。”しない”とも明言はしていませんが、何もしなければこのまま有効期限切れです。2021年4月より総額表示に戻ります。約8年ぶりに便利な生活が帰ってきます。
なぜ安倍に賛成するのだろう
総額表示は素直に喜ばしいことです。純粋に便利なのですから。
私としては消費税廃止してくれるのが一番なんですが、それでも「税別表示」という、地獄の安倍政権が日本社会に与えた負の遺産が早速一つ消えてくれることは歓迎すべきことです。そしてこれは菅政権が”改善”したことではありませんので、菅政権を褒めるような内容でもありません。
なので「総額表示になって便利になった、ありがとう菅総理」みたいなネトウヨが発生しないかと懸念してたんですよね。すると現実は、ツイッター左派のアベガー団の皆様が総額表示に反対し始める姿が観測され始めたのです。いやぁ、驚きです。安倍政権がやってたことを続けてほしいのでしょうか。なんで? きみらって安倍信者だっけ?
安倍晋三に功績など一切ない、あるのは罪だけだ。と私は思ってたのですが、もしかしてアベガー団の人たちにとっては「税別表示をさせ続けた功績」が安倍晋三にはあったのでしょうか。
まぁ、分かりますよ。
彼らは7年半もの間アベガーを叫び続けたことで心が酷く損傷していまい、自分が何を言ってるのかを理解できていない傾向が強いです。今回もそれなのでしょう。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。安倍がやったことを憎むのはもちろん、やったことが有効期限を迎えて終わることすらも憎いのでしょう。これも、日本史上最悪・最長の安倍政権が生んだ悲劇の一つと言えるでしょうね。
ですが税別表示は間違いなく安倍晋三が行ってきた悪行の一つであり、それがやっと消えてくれるのが現実です。今、このアベガー団は安倍に賛成している状態ですよ。この現実は理解した方がいいですね。
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総額表示が義務化されてしまうと、古い商品、消費税変更前の価格を印字された商品をすべて修正しなければならず、特に中小規模の出版社にとっては多額の負担がかかってしまうからこそ批判しているのです。決して安倍政権を評価しているからではない。そんなこともわからないんですか?
あなたはとてもとても頭が悪いようですね。全て否定できますよ。
本における総額表示はスリップと呼ばれる売上カードに金額を書けばOKです。2004年からそうです。
本ごと印刷し直す必要はありませんので、それが必要というのはあなたの妄想でしかありません。
あなたの妄想をあえて肯定し、本自体に印刷された金額を修正する場合を考えましょうか。
2004年から総額表示は義務であり、今は、後から作られた一時免除期間にすぎません。
「この期間は税別表示にせよ」というわけでもありません。いずれ総額表示に戻ることは最初から分かっています。
なので、出版社の経営層が「今は税別で印刷して後から修正するか。最初から総額で印刷するか」で前者を選んだだけです。
経営判断で、わざわざ負担を増やしにいくアホがいたらお笑いです。それが自社にとってより負担が少ないと判断して選んでのことです。負担だというのはあなたの妄想です。
そして経営者の判断が結果的に間違っていたならば、それは経営者として無能であったに過ぎません。無能な経営者の尻ぬぐいを消費者にさせるのはやめて頂きたいですし、それで安倍政権を崇めるとか愚の骨頂です。
しかも、出版社自体から負担だーという声が聞こえてきません。
あなたのような無関係の第三者が、妄想で突然騒ぎ始めて安倍政権を崇めているだけです。
あなたが言っていることは16年前には議論し尽くされた内容です。
妄想で安倍政権を崇めるのはやめた方がいいですよ。
そして最後に。
「安倍政権を評価しているわけではない」というのも実に滑稽ですね。結果的に安倍政権を崇め評価しているのですよ。
あなた方にそのつもりがあろうがなかろうが、その行動は安倍政権を崇め評価し賛成しているものです。
まさか、殺人犯が「殺意はない。よって殺人ではない」と言ったら肯定するのですかね。
殺意があろうがなかろうが殺人は殺人です。安倍政権を崇める気がなかろうが、その行動は安倍政権を崇めています。ほんと頭が悪いですね。