ネトウヨが弁護士相手に不当な懲戒請求をしまくって返り討ちになっている事件、佳境を迎える

最近ネットを騒がせている面白い事件がありますね。
ネトウヨによる、気に食わない弁護士への懲戒請求アタックです。佳境を迎えた感があるため、かる~く状況を整理してみたいなと思います。先に述べておきますが、この記事の趣旨を一言で言えば「ネトウヨをあざ笑う」です。

そもそも何が起こったのか

余命三年時事日記という愛国ネトウヨ系ブログが、気に食わない弁護士たちに対して懲戒請求をしようぜと扇動しました。それを受けて、懲戒請求を大量に送りつけたネトウヨが大量に発生しました。

気に食わない理由は様々ですが、通常の人間には理解し難い常軌を逸した思想ロジックによって「反日だ」と思ったものが全て敵になるというのがネトウヨ理論ですね。

余命三年が、個人情報は弁護士側に伝わることはない(※伝わります)、署名感覚で気軽にやれと頑張って扇動しまくった結果、本当に大量に送っちゃったようです。どれくらい大量かと言いますと、弁護士の懲戒請求は年間5000件に満たない程度な中、2017年度で一気に13万件です。

日弁連によると、2017年だけで組織的な懲戒請求は約13万件あり、その多くが問題のブログに起因するものとみられる。

「存在しない事実で懲戒請求された」神原弁護士が請求者を提訴 – 弁護士ドットコム

この懲戒請求テロが明るみに出た発端は、先ほどツイートを貼り付けた佐々木亮弁護士への懲戒請求かと思います。佐々木弁護士による経緯のまとめはこのツイートツリーに繋がっています。佐々木弁護士が日々色々と書いている中、政治的思想で言えばむしろ右翼である北周士弁護士も、「根拠のない懲戒請求は本当にひどいというか頭おかしい」と意見を言ったことで、ネトウヨから反日認定を受けて懲戒請求を大量に貰うことになります。

弁護士に対する懲戒請求は、どんな人でも出すことが出来ます。しかしそれは通常、明らかな犯罪行為をしている弁護士などに対して出されるものです。相談窓口はいくつもあり、いわゆる「悪質弁護士」であってもそう簡単には懲戒請求は出されません。懲戒請求はショッピングモールの「お客様の声」みたいに気軽に投書するようなものではなく、請求者が相当に責任を負う法的な行為なのです。

懲戒請求がどれくらい気軽ではないかと言うと、ネット炎上で有名な弁護士唐澤 貴洋弁護士ですら、嫌がらせ目的の懲戒請求はされませんでした。いわゆるハセカラ騒動を知っている方なら、これがどれだけ凄いことかよく分かると思います。超えちゃいけないラインがスタートラインとばかりに様々なことをし、何人も逮捕者を出しているハセカラ民ですら超えなかったラインこそが、懲戒請求なのです。

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佐々木弁護士のツイッターより。この字から感じ取れる「知性の無さ」っぷりは、まさにネトウヨのイメージ通りと言ったところでしょうか。超えちゃいけないラインの区別がつかないのも仕方ないかも知れませんね。下手したら、責任能力の欠如を疑われるレベルでしょう。ちなみに封筒を使っているだけまだマシな方で、酷いネトウヨになると、書き損じはがきを再利用したりしていました。

不当懲戒請求を受けた弁護士が、ネトウヨを訴えることにした

懲戒請求を大量に送りつけて「悪の反日弁護士を成敗してやったぜ!」と気分を良くしていたネトウヨですが、当然、弁護士会は懲戒に相当しないと判断します。ネトウヨの行動は無意味でした。いや、無意味どころか自らを滅ぼすことになります。

先ほども書いた通り、懲戒請求は、請求者の個人情報は弁護士側に伝わります。バッチリと住所氏名を全て知っている佐々木弁護士や北弁護士は、ネトウヨを訴えることにしたようです。不当な懲戒請求とは、相当に悪質な業務妨害行為ですから、確実にネトウヨは敗訴するでしょう。
ただし、訴訟を起こす前に謝罪し、和解金として10万円を支払った場合は許すという、非常に寛大な和解案も提示しています。裁判になれば軽く100万円は覚悟が必要なので、本当に寛大ですね。民事の後は刑事も待ってますから(弁護士側が、民事の後は刑事を予定しているとのことです)。

さてさて、これも先ほど書きましたが、ネトウヨは複数名義で懲戒請求を送りつけています。インターネットではネトウヨは100人いたら1人だと思えばいい程度に分身しますが、現実の住所と氏名を使う場合、父親や母親の名前くらいしか使えるものがないため、3人に分身が多いようです。つまり30万円必要になります。最近、別筋のネトウヨが「パソコン壊れて30万円必要!カンパしてくれ!」と言い始めているのも少し有名ですが、彼もまた3人に分身して懲戒請求を送ったのだろうと思うと、闇が深いですね。
書き損じハガキの再利用が必要なほどに極めて経済的に低ランクのネトウヨさんでも、10万円ならギリギリ出せるかも知れません。しかし30万円になるともう無理なようです。しかし放置すれば、訴えられて100万円×3人分です。刑事も待ってます。まさに「詰み」の状態ですね。

10万円で和解しても終わりではない

実は、ネトウヨが懲戒請求を送った弁護士は2人だけではありません。とある弁護士会所属の弁護士全員に送るということもしています。反日弁護士が所属している反日弁護士会だから全員共犯の共謀罪だかとかなとかそんな思考回路らしいです。

全国の21弁護士会に対して、800名を超える者から、その所属弁護士全員を懲戒することを求める旨記載した書面が特定の団体を通じて送付されてきている

日本弁護士連合会:全国各地における弁護士会員多数に対する懲戒請求についての会長談話

懲戒請求を受けた弁護士の中には、無視する方もいるでしょうし、問答無用で訴える方もいるでしょう。今後は無視する方を除いた全員と、何らかのアクションを起こすことになります。
最終的には数百人の弁護士を相手にすることになるでしょう。全員と格安の10万円で和解することができても、100人いれば1000万円、3人に分身していたら3000万円ですから、現実は総額1億円を余裕で超えてしまうでしょう。もちろん、不法行為による損害賠償は自己破産しても消えません。身から出た錆とはまさにこのことですね。

弁護士数百人相手に素っ頓狂な懲戒請求を送りつける。正常な判断力や最低限の知能を持ち合わせていれば絶対にありえません。一切の同情の余地がない100%自業自得であるため、その「愚かさ」や「悪あがき」を見て笑う状態がネットで繰り広げられているというわけです。私も普通に楽しんでいます。
また、そんな愚行に走るほどに知能が低いわけですから、それはもうツイッターなどで面白発言がどんどん出てくるわけです。明日は我が身なんて心配は全くなく、ただただ純粋に「ピエロを見て楽しめる」という状態ですね。

ラスボス出現感

さてそんな中、ラスボス級が登場しました。

神原元弁護士。上で懲戒請求数13万件の情報源として書いた弁護士ドットコムのニュースで名前が上がっている方です。神原弁護士は先に和解案を出すことはなく、開幕から訴えるというスタイルです。決して、この対応が冷たいわけではありません。普通です。

ちなみに神原弁護士はこれから順次請求者を訴えていくようですが、まだ訴えられてない人となら和解は可能かも知れません。ただし神原弁護士と和解する場合、10万円では無理でしょう。というのも神原弁護士は過去に、懲戒請求に対して500万円の賠償を求めています。(この500万円の賠償請求が、正当かどうか、その後どうなったかは本件には関係ありません。2年前の話です)

神原弁護士は法曹界では有名で、とても「強い」弁護士です。差し押さえまでキッチリやっていきます。その強い弁護士が、和解など眼中になく徹底的に潰しにかかるわけです。ただでさえ「勝ち確」な中、やり手の神原弁護士なら相場以上に高額な賠償額を確定させることもできるでしょう。そして一度判例を作れば、その後の訴訟は判例に倣って進んでいきます。

10万円で一次しのぎできると思いきや、一気に50倍の500万円級ラスボス弁護士が登場し、強烈な一撃を出してくる。ウォッチしてる側としては、大変に面白く、佳境を迎えたな~ということで、これまでのおさらいをしてみました。

コメント コメントは承認制です。

  1. 匿名 より:

    有”料”休暇を取ってしまうような底知れないバカウヨ君共には10万円ですら大金だろう
    差し押さえられるような物なんて何も無い状況なのは想像に難くないな

  2. 匿名 より:

    ネトウヨはどうしようもないからね
    あとどうでもいいけど、2年前の通知書名前欄は流石に黒塗りした方がいいと思うよ

  3. 匿名 より:

    ネトウヨは日本のゴミですからね、低IQ集団は皆顔出しすればいいのにw

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