日本初のHDR1000対応モニタ436M6VBPAB/11は1Kルームでも使えるだろうか

先日、PhilipsからDisplayHDR1000対応モニタが発表されましたね。発売は5月25日のようです。

PHILIPS モニター ディスプレイ 436M6VBPAB/11 (42.5インチ/「Display HDR 1000」認証/HDMI/USB Type-C/4K/5年保証)

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日本初のHDR1000対応モニタ、かつ実売価格が発売前の現在でも10万ちょいと、何気に安価という凄いモニタです。HDR1000とはHDRの表示能力に対する規格です。HDR10のようなHDR規格とはまた少し異なります。HDR信号の規格がHDR10で、どれだけ綺麗に映せるパネルかどうかの規格がDisplayHDR400,600,1000です。HDR400でも、一般的なHDR規格であるHDR10に準拠しているため、何も認証がないHDR10よりはHDR400の方がいいのかな～という目安になります（※あくまでも目安）。

そんなわけで日本初のHDR1000モニタを買ってみたいな～とか思ってるわけで、買えるのかどうかという日記です。

デスクに置けるかな？

現在私は1Kの部屋に住んでるので、どうしてもデスクの上だけで完結させる必要があります。そこで問題となるのが42.5インチという大型サイズです。果たしてデスクに置けるのかどうか。
物理的にただ置くだけなら問題ありませんが、置いた上で快適に使えるだろうかっていうのは非常に重要な部分です。ちなみに私が現在使用しているデスクは、横幅120cm、奥行60cm、高さ70cmです。

とりあえずスタンドは外す必要性がありそうですね。スタンドを外し、デスクギリギリまで位置を下げればどうでしょうか。このサイズになるとVESAマウントは100×100ではなく200×200になりますが、変換アダプタを使えばなんでもOKです。

サイズ的にはこうなので、デスクの70cmに密着させて置いた場合、モニタの63cmとの合計で床上133cmとなるはずですね。
多少浮かせるにしても、サイズにはベゼルも含まれますから、画面の一番上はおよそ床上130cmと考えていいかと思います。机上60cmまで画面があることを想像すると・・・奥行60cmでは少し近すぎますね。奥行80cmのなら十分に実用性はありそうです。というのも私は現在、上下配置でデュアルモニタにしていて机上75cmまでモニタがありまして。上の方はほぼ使っていない状況です。もう少し低く、そして距離があれば普通にいけそうです。

また横幅はほぼ1メートル。左右にスピーカーを置くことを考えると、横幅120cmのデスクでは厳しそうです。スピーカーが置けなくなります。私は現在21:9のウルトラワイド34インチを使っていて、横幅は82cmあります。ここから15cmアップを想像すると、まぁ横幅140cm～のデスクならいけますね。

そんなわけで現在の環境との脳内比較の結果、横幅140cm奥行80cmのデスクなら使用は可能と推察しました。

しかしモニタアームがヤバそう

スタンドを外して13.96kg、ほぼ14kgあります。
まぁ42.5インチなので当然ですけども、PCモニタとしてはヘビー級です。その重量に耐えられるアームはあまりありません。壁掛けしろって域になってきますので・・・。

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モニターアーム界の旗艦的存在エルゴトロンのアームだと、HXアームなら19kgまで対応しています。
HXは公称値でモニタサイズ42インチなので、狭縁化が進んでいる昨今のモニタなら42.5インチでもいける気もするのですが、実際に確認してみましょう。

モニタのVESAマウントの穴の位置は、画像を見る限りだとド真ん中です。ということは高さ57.4cmの半分、28.7cmが中央となるはずで、アームはそれより高い位置に調整する必要がありますね。

そしてHXアームは、上下昇降が最大29.2cm。つまり5ミリしか猶予がないので、正直これは誤差の範囲すぎて怖いですね。

HXアームは、高さ的な問題で危険そうです。もう一つの選択肢を考えてみます。

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LX HD座位アーム。

これはポールで高さを稼ぐため、50.8cmまで上げることができます。これだけ上げることができれば高さ的な懸念点は全く問題なしですね。
ただし耐荷重13.6kgと、若干足りないんですねこれ。スタンドを外した13.96kgとの差は360gなので、これくらいなら耐えてくれるとは思うのですが、VESA100x100を200×200に変換するアダプタ（＝鉄板）で更に重量アップすることを考えると、合計で1kgくらいのオーバーですね。ちょっと怖くなってきます。

とは言え、そもそもモニタはデスクにほぼ密着させる前提ですから、下に何か挟めばいいのです。

私が今使っているモニタも、デスクとの間にペットボトルキャップ挟んでます。重量的には問題ありませんが、安物のモニタアームなので揺れ対策などの安定性を考えて、ペットボトルキャップ入れました。こんな感じにすれば耐荷重はあまり気にする必要はないでしょう。

デスクを買い換えるならこれかな

先ほども述べたように、私は現在、横浜120cm、奥行60cmのデスクを使っています。これだと42.5インチを置いてもマトモに使えません。なので買い替えも考えてみました。モニタアームのクランプをセットできること、横幅140cm～、奥行80cmを考えて楽天市場でデスクを探してみた結果。

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だいたいこのあたりが狙い目でしょうかね。

こういったタイプなら、問題なくクランプがセットできます。デスクには色々な選択肢があるので、参考までに。

結論：使えそうだけどもコスパが落ちてしまう

私の場合はデスクごと買い替え、エルゴトロンのガッシリとしたアームを買う前提で、42.5インチモニタをデスクで使うことはできそうでした。が、そうするとデスクやアームで出費が重なりますから、せっかく10万ちょいでHDR1000という436M6VBPAB/11のコスパの良さが失われてしまうという結論です。HDR1000を買ってみたい気持ちは強いのですが・・・やっぱりデスクに置いての使用に40インチ超えはちょっと大きすぎますね。