性的同意年齢について

なんか急にツイフェミ界で「性的同意年齢が13歳の日本はおかしい!」とわめき始めていますね。

例えばコレ。

謎の(男性の)理論という主張が謎すぎて何が言いたいのか理解できる人はこの夜に存在しないと思います。

どうやらこの者らの考えは「成人男性と未成年女性」の関係性に固執しているようです。なるほど、よくわからん。

男性と女性でミラーリングしようとしてると思うのですが、加害者と被害者まで入れ替わっていてやはり脳が相当震えていると思いますね。

それは子供を守る法律である

ツイフェミらが想定する「成人男性と未成年女性」の関係性ですが、それは性的同意年齢を問わず多くの事例で成人男性側が有罪となっています。13歳を越えている未成年女性、中学生や高校生が援助交際やパパ活などと称して個人売春した際、逮捕され裁かれるのは成人男性側です。そして逆でもです。

https://www.sankei.com/affairs/news/200616/afr2006160026-n1.html

成人女性が中学生男子を連れ込み性行為をした場合、逮捕されるのはもちろん成人女性側です。法的な善悪が性別によって決まることはありえません。悪いことをしたかどうかで決まります。そして成人と未成年の性行為だと、原則として成人側が加害者となるだけです。
成人女性と中学生男子の関係性では、一部の頭イカれたツイフェミが女性側を擁護している事例があります。盗撮は犯罪ではないと宣言でお馴染みのくじらちゃんが代表例でしょうか。

このへんを見てもツイフェミらの脳には致命的なエラーが生じていることがわかります。

さてさて上述の通り「成人と未成年」という関係性において、性的同意年齢を越えているかどうかを問わず、性行為があれば概ね成人側が処罰されます。これは地方自治体が定めた条例で、18歳未満への淫行を禁じているためです。

では性的同意年齢を法的に引き上げた場合どうなるのでしょうか。ツイフェミらの理想通りになるでしょうか。いえ、なりません。成人と未成年は今までと変わらず普通に成人側が処罰されます。なんせ今時点で処罰されているのですから、これ以上、二重で処罰とかはしようがないのです。ほんと何も変わりません
そして追加で中学生カップルや高校生カップルが処罰されるようになります。ここが一番大きな問題です。わかりやすく書くとですね、性的同意年齢を上げると、子供の自己決定権が否定されていくのです。より正確に書くと子供同士の自己/相互決定権です。ここに大人は登場しません。大人が淫らな目的でやればそれは普通に淫行条例違反です。

このあたり、ツイッター上の弁護士クラスターを見たらだいたいそういった認識をしていますね。2例ほど紹介。

なぜ13歳か

性的同意年齢は13歳からとなっているのですが、なぜ13歳からなのでしょうか。このあたり明確な理由は存在しないものだと思います。法律なんて作った当時の社会情勢によるものですから、いま現代で「絶対にこうじゃないとダメ」なんてものは、殺人のようなわかりやすいものならともかく年齢の線引き程度じゃ絶対の理由なんてないものです。

「ま、これくらいの年齢ならち●こま●この機能くらい理解してるだろう」

という感覚で定められているに過ぎません。
日本の場合は12歳で初等教育を終えるという人生の節目に合わせてるものだとも思います。似たところに刑事責任年齢というものもあり、これは14歳からとなっています。また少年院はおおむね12歳以上と言われています。どれもこれも1年程度の差はあれど、とりあえず13歳前後なのです。そして平均的に男子の二次性徴が始まるのもそのあたりですね。(女子の方が少し早い)

世界的に見ても、日本が異常に突出して低いというわけでもなく、北欧諸国だと14歳や15歳あたりが多いです。大差ないですね。低いところを探せば12歳なども出てきます。また性に奔放なイメージのあるアメリカは16~18歳(州ごとに違う)と案外高め。いずれの国においても、成人とされる年齢よりは多少若めという傾向が見られます。繰り返しますが、これによって守られるのは子供の自己決定権です。大人の性欲ではありません。

足りないのは性教育である

ツイフェミのような「エロ過敏症」「PTAおばさん」と呼べる性質の者たちは、アレを規制しろコレを規制しろと日頃から喚いていますが、何もかも論外です。文字通り話になりません。インターネットによって気軽に情報にアクセスできる現代では、子供の知的好奇心を前にして情報を隠すことなど到底不可能です。ましてや、そして性知識は本能的に得ようとする知識の一つです。無理なんですよ、隠すのなんて。

隠すのが無理である。その結果、現代の性教育とは理解できる歳になるまで隠し通してから教えるものではなく有害情報で歪められるより前に率先して正しい知識を教えるものへと変化しています。各国の性教育はどんどん早期化、低年齢化していっており、正しい知識を授けているからこそ、自分、他人の尊重ができるようになっていきます。

性教育、これが日本に圧倒的に足りていないものです。決して性的同意年齢を上げたら解決するものではありません。もちろん無駄に下げても意味ありません。大切なのは子供への適切な性教育です。

ここで良い本をご紹介します。

世界各国の性教育の教科書の内容や方針を取り上げ、日本の遅れた性教育(とにかく隠す)を指摘する本です。私は読書家ではなく蔵書は少なく、気になったものしか買ってないのが正直なところですが、この本は買って良かったーと言ってる本の一つです。

性教育先進国であるオランダの説明の例。
まさに日本で性的同意年齢に達するところで、ここまでやってます。ちなみにオーガズムなど、ただの性行為に限らない肉体的快楽についても教えています。

P29より

また日本にも性教育を進めようとした時代があったのですが、一部保守派による性教育バッシングにより阻止されたという歴史がありまして、そのあたりについても触れられています。

p155より

欧米コンプレックスをこじらせているツイフェミさんにもオススメですよこの本。なんせ、遅れた日本の性教育を、先進国を見習ってアップデートしようねっていう内容なのですから。そして隠せ消せ規制しろという考え方が如何に保守的かを認識し、思想と行動が真逆であることをご理解ください。

コメント コメントは承認制です。

タイトルとURLをコピーしました