【ドラクエ10】まるすけさんはアウトなの？という話

法人になってました。

「とは言っても別に何も変わらないよね～」と思っていたら、なんかけっこう気にする人が多いようです。
スクエニがまるすけさんを処罰する可能性はないと私は思いますが、一応、厳密に言えばどうかというのを書いてみましょう。あ、騒ぎへの便乗ともいいます。

法人になると「個人」ではなくなる

当然ですが、法人になると個人ではなくなります。
個人か法人かという違いは、消費者は特に意識することはない――ため、第三者から見ればまるすけさんが個人だろうと法人だろうと何も変わらない――のですが、法律や、企業が定めた規約では、明確に区別される存在となります。

ドラクエ10の規約の流れ

これは一般的なホワイトリスト処理の動きなのですが、まずは”全て禁止”にし、その上で”個別に定めた条件を満たせば許可”となります。
そのため、まずは利用規約で定められたことは全て、原則として禁止となります。

主たる禁止事項は、こうなりますね。
当サイトのように広告を設置しているブログでは(2)、一言で表現すれば商用利用禁止がなりますが、そこが主に規約違反じゃねという疑惑が出てくる部分ですね。

ここで登場するのがホワイトリスト。この条件を満たせば許可しますよ～というものです。
ドラクエ10にももちろんありまして、ここに書いてます。

個人使用の目的で個人のブログやツイッターなどのミニブログなどで使用すること（を許可する）

見ての通り、完全に個人だけを対象として許可しているのですね。
そのため、当サイトのような個人サイトであれば許可され、まんまる堂のような法人は禁止のままとなってしまいます。なので、厳密に言えばまるすけさんはアウトなのです。もちろんこれはあくまでも厳密に言えばの話であり、実際にどうするかはスクエニ判断が全てです。そして、スクエニがまるすけさんを処罰するということはまず無いでしょう。ぶっちゃけ、まるすけさんを処罰するなら先に私を処罰すると思いますね。

ちなみに、よく見ると許可の対象は「個人使用」であり、「個人の非商用利用」とは書いてありませんね。では、個人なら商用利用でもいいのでしょうか。もちろんそんなワケありません。こういったところで出現する「個人使用」というのは、著作権法で出るワードの私的使用の意味で解釈するのが自然な流れです。私的利用に商用利用は含まれません。
また個人ブログのアフィリエイトは商用利用なのかと言うと、これも厳密に言えば確かに商用利用なのですが、一般的にはグレーゾーンと認識されています。ここはネットでよく出る話題なので、ググれば弁護士さんの意見も出てきます。その意見の多くは「金額が全て」でしょう。税金を払わないといけない金額（給与所得なら年間20万円）すら超えないレベルで商用利用だと騒ぐ人はいませんが、年収1000万とかで商用利用ではないと言う人はいないでしょう。
いくら以上がダメなのかという明確なラインはありませんが、私個人の考えで言えば”主従関係”を押したいですね。その人のあらゆる収入のうち最も多い収入源がアフィリエイトならば商用利用だと私は思います。

話が少し横道にそれましたが、言いたいことは全部言ったかな～と思います。もう一度おさらいして終わりましょう。
まるすけさんは法人となり、その会社の売上としてアフィリエイト収入を計上しているため、厳密に言えば100%アウトです。株式会社まんまる堂の売上にアフィリエイト収入を計上しておらず、あれは社長の個人ブログの個人収入だという扱いであれば話は別ですが、そんなことはないでしょう。見つかった以上は、明日アカウント停止になってもおかしくはありません。
ですがスクエニは確実にスルーしますので、実質的にはセーフです。法人化した目的はただの節税であり、会社組織として何か商売を始めるということではない以上、個人の延長線であるとスクエニは考えるでしょう。そしてこの問題ではスクエニの判断が全てなので、スクエニが白だと言えば白なのです。まるすけさんの行動には悪質性も一切なく、十分にスルー可能です。彼を処罰することでファンがドラクエ10を離れるリスクも考慮すると、処罰はありえません。

PS.
法人化すると著作権法侵害による罰則が強化されます。個人であれば10年以下の懲役または1000万円以下の罰金またはその両方という、映画館でよく聞こえる内容ですが、法人だと3億円以下の罰金です。金額が30倍になります。まぁ、何度も書きますがまるすけさんに悪質性はないので、親告罪である著作権の侵害でどこかから訴えられるということは、まず無いと思いますけどね。まるすけさんが訴えられるならまず先に私が(ry