GPDというメーカーをご存知でしょうか。
あまりご存知でない人も多いと思います。私もわりと最近までご存知じゃなかったです。
GPD Game console;Game box
http://www.gpd.hk/index.asp
イメージ的に言えば「ゲーム用Androidタブレット」を作っているメーカーですね。
社名にGamePadとかあるくらいですから、その名が示す通りゲーム用途を念頭においた設計となっており、思いっきりゲームパッドを内蔵しています。一部のサイトでは3DS風とか紹介されていました。(下画面ないけど)
ただまあ、公式サイトを見ると、マ☆オやらクラ☆ドやらの有名なキャラクターがビッシリ。
OSはAndroidなのでもちろん全部エミュレーター動作のはずでして、これは果たして許諾を得ているのかどうかとか想像するだけで色々と恐ろしいんですけども、一応まあ、その筋にはそれなりに便利そうなデバイスという雰囲気です。(ゲームROMの違法ダウンロードはやめましょうね!)
さてそんなGDP、Windows版を出すようです。もちろんWindows10 Mobileではなく、x86のフルWindows10です。
フルWindowsであることのメリットは、原則としてスペックが許す限り全てのPCゲームが動作することですね。正規に。正当に。合法的に。
キーボードやらジョイスティックやらD-Padやらをフル搭載した折りたたみ式モバイルPC。
ニッチな需要を見事に突いてる感溢れます。
今回のWindows版のリリースでは、クラウドファンディングサイトINDIEGOGOにて出資を募っており、送料込み299ドルというかなり安い金額設定です。今後正式に商品化した場合は499ドルを予定しているということで、200ドルオフですね。国際便の送料まで考えると半額に近いでしょうか。
スペックをざっと並べるとこんな感じ
ディスプレイ 5.5インチ 1280*720
チップセット Atom X5-Z8500(Z8550の安定した供給元が見つかればそっちにする予定らしい)
メインメモリ 4GB
内蔵ストレージ 64GB
内蔵バッテリー 6000mAh(公称6~8時間)
内蔵ゲームパッド (Xbox360モードとか表現してるため、おそらくXinputですね)
この中でも特に私が気に入ったのが、ディスプレイ解像度が無駄に高くないということ。
グラフィック性能の低い持ち運び用デバイスで、高解像度を頑張ってゴミ化するより、解像度は無理なく抑えた方がトータルでバランスの良い性能になります。ここらへん、流石はゲーム用といったところでしょうか。
例えばドラクエ10の場合、これはゲーム側がゴミなのですがUIが1280*720を前提に作られており、それ以上に設定をするとバランスが最悪になります。そのため私はメインデスクトップですら1280*720でプレイしています。
メインデスクトップの場合はディスプレイ自体が大画面高解像度なので、ウインドウ表示でいいのですが、今回のGPDのようなデバイスでは、やはり全画面表示が前提となります。そうすると、高解像度ディスプレイに1280*720を引き伸ばすより、ディスプレイ自体が1280*720で等倍表示した方が綺麗に映るんですね。モバイル用のゲーミングマシンとしてかなり良さそうです。
質疑応答もいくつか確認したところ。
Q:日本の技適取ってくれる?
A:とります(予定)
Q:ウェブカメラつけてくれない?
A:予算上無理。
Q:OSは64bit?
A:64bit
Q:4G版ある?
A:今回は無理だけど次世代の「GPD WIN 2」では頑張る
Q:ディスプレイ解像度上げて
A:今回は1280 720の方がいい
Q:白あるの?
A:リリース後には出す(=499ドル)
とか色々。技適を取ってくれるらしいので、日本国内での仕様も安心ですね。
あ、私がざっと流し読みした程度なので、訳が間違っている可能性もありますよっと。
本記事執筆段階で目標額の150%を達成しており、出資者への出荷予定は10月とのこと。お手元に届くのは11月。
質疑応答とか出資者一覧とか見る限り、わりと日本のユーザーも出資してますね。私も299ドル出資してみようかな。
ちなみに1470ドルで5台(=単価294ドル)、2890ドルで10台(=単価289ドル)のプランもあります。
お友達同士で一緒に出資する形で買えば、よりお安く手に入ります。
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