耳鼻科での耳掃除してもらったら音楽が楽しくなった

医学的に言って、耳掃除は不要。人の耳は、喋ったり食べたりする時の動きでによって自然と耳垢が排出されるようになっている。綿棒を突っ込むことで耳垢を押し込んでしまい、それが原因となって詰まるのだ。

というのは有名な話だと思いますが、現実問題、耳がかゆい時はもちろん、気持ちいいので耳かきしちゃいますよね。
それと現代は食べ物が柔らかいので昔と比べて噛む回数が少なく、アゴの発達を妨げてると聞くじゃないですか。アゴの発達が妨げられるほど噛まなくなってるのに、耳垢は十分に排出できるのかというのも心配になります。

というわけで人生初、耳鼻科で耳掃除をしてきました。

「耳掃除してくれ」でOK!

仕事帰りにぷらっと耳鼻科に寄ってきました。初診なので問診票書いたりしたわけですが、そこでは症状として「耳の健康診断して欲しい」と書きました。
そしたら受付に呼ばれて「健康診断って何? 聴力検査? それとも耳掃除?」と具体的に聞かれちゃったので、これは最初から「耳掃除して」と書いた方が良いみたいです。

治療内容はとても簡単なものでした。
まずは右耳から、耳鏡と呼ばれる器具で耳の中覗きながらピンセットでヒョイヒョイっと2つまみ。すると「あんまり無いですね」と言われ、専用の掃除機に切り替えて吸われました。「ズモモッ!」という音はあったので耳垢はしっかり吸われてるはずですが、医者から見たらあんまり無い。
そして左耳、こっちは耳鏡で覗いたらすぐに掃除機でした。右耳であまり無いことがわかったからでしょう。ズモモッ! ズモモッ! ズモモッ!。左耳は耳かきによって少し腫れていたらしくお薬が塗られ、お決まりであろう「耳かきはしないでくださいね」というセリフが出てきました。やっぱり、耳鼻科医から見れば耳掃除はしなくていいようです。あ、痛みは全く無かったですよ。

そしてついでに、鼻の中と喉をチラっと見てくれて「健康ですね!」で終了しました。全部で2分かかってるかどうかも怪しいくらいにパパっと終わりました。待合室での待ち時間のほうが長かったです。

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初診料込みで432点、1,300円でした。

今回はあまり無かったということで「スッキリした!」という感覚はありませんでしたし、取る前後で耳の聞こえに変化があるようにも感じませんが、趣味のハイレゾ音楽がいつもより楽しい感じました。これは実際に聴こえが変わったというより、今の耳のコンディションは最高だぜというプラシーボ効果によって楽しく感じたんだと思います。まぁ音楽なんてだいたいそんなもんですからね。

「耳掃除ごときで耳鼻科行くとかwww」と恥ずかしい気はしちゃうんですけども、かかるお金はたったの1300円。それで医者のお墨付きの綺麗さになり、音楽鑑賞がいつもより楽しく感じられ、もし何かの疾病にかかっていた場合には早期発見に繋がると思えば、コスパの良い消費活動ではないかなと。数ヶ月に一回通うのもいいかもですね。

ところでどうでもいいけど、調べたところ簡単な耳垢除去は基本診察料に含まれるらしく、耳垢栓塞除去(複雑)は”耳垢水等を用いなければ除去できない耳垢栓塞を、完全に除去した場合”に算定されるらしいですね。ということはピンセットでヒョイヒョイ、掃除機でズモモッで終わるようなものは基本診察料のみでいいんじゃねって気がします。まぁ、それだと儲からないんでしょうけどね。

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