高級ゲーミングヘッドホン Bang&Olufsen Beoplay Portalを購入した

高級なゲーミングヘッドホンBang&Olufsen Beoplay Portalを購入しました。ので、レビュー。

買うなら楽天がオススメ

Bang&Olufsen Beoplay Portalの購入先は主に公式通販、マイクロソフトストア、楽天の公式ショップの三択となり、アマゾンやヨドバシ、ビックカメラなど主要な通販サイトではなぜか取り扱いがありません。(金額が同じBeoplay HXはあります。)

基本的には楽天での購入がオススメです。どこで購入しても59,900円の値段設定ですが、楽天ではポイント還元がある上に、いつ見ても常に+9倍が設定されていることから15%以上のポイント還元があります。もちろん、楽天で購入しても3年保証はつきます。

楽天公式ショップでも返品交換問題なし

全体的に高級感の漂うデザインですが、やたらと傷つきやすそうな柔らか素材でできており、私が購入したものには小さな傷が入っていました。爪で力を入れてひっかくなどすると普通に抉れると思います。

この初期傷は普通に交換してもらえました。交換にかかった時間はちょうど一週間。金曜に返品先に到着、水曜に「傷を確認した」という連絡が来て、金曜に交換品が届きました。
土日を挟んだとはいえ、月火の丸2日は何もない期間があったので、決して「即対応」と言える速度ではない感じですかね。とはいえ軽微な傷でもちゃんと交換してくれたということで、良い対応だと思います。

同梱のケーブルは二種類。有線接続用の3.5mmジャックと、充電やPC接続用のUSBケーブル。

右側には電源ボタン、USB、優先、音量上げ下げなど、主要な機能がまとまっています。

左側にはBluetooth接続とXbox接続の切り替えボタンと、アイコンではどっちに何をすると何が起こるのか全くわからない謎のバーがあります、このバーはBluetooth接続時はヘッドホン装着時に前に向かってスライドするとノイズキャンセリングが強くなり、後ろに向かってスライドすると弱くなり、更に外音取り込みモードへと進みます。Xbox接続時はゲーム音声とボイスチャット音声の音量バランスの操作になります。

設定はスマホで行う

このヘッドホンは基本的にスマホアプリから各種設定や操作が行えます。別にスマホアプリがなくても使えますが、ソフトウェア更新などもスマホアプリから行うので、基本的にはアプリをいれた方がいいですね。

Bluetooth接続時は白基調、Xbox接続時は黒基調で表示され、今どちらに繋がっているのかはひと目でわかります。最近のPCはBluetooth接続可能なものがほとんどですが、あえてXboxワイヤレスアダプタを購入すればPCとXbox接続することができ、PCとスマホの接続を簡単に切り替えができるのが便利ですよ、というのがポイントなのかなと思います。
そのため、PCで使う予定であればワイヤレスアダプタの準備がオススメですね。私も買いました。(最近2000円くらい値下げされた。)

Dolby Atmos Headphoneのライセンスつき

Windows10/11のストアにはDolby Accessというアプリがあり、1650円払うと高性能なサラウンドヘッドホン規格、Dolby Atmos Headphoneが利用できるようになります。このライセンスが本ヘッドホンにはついており、1650円を払わずに利用できてちょっとお得です。

設定は特になく、PCと接続すると自動的に認識され利用可能です。(Xboxでも可)

尚、このライセンスは本ヘッドホンそのものについているものでして、自分のマイクロソフトアカウントにライセンスが付与されるものではありません。つまり1650円払ってライセンスを購入する場合とは異なり、他のヘッドホンでは使えません。あくまでも、Beoplay PortalではDolby Atmos Headphoneが使えるというものです。このメリットとしては、中古品を購入しても「ライセンス使用済み」といったことになる心配はないという点があるでしょうか。

ハードウェア的な操作性はかなり微妙

スマホアプリから見れば各種設定は一目で分かりますが、それを使わず本体を操作した場合、音量上げ下げやノイズキャンセリングの強度などは全てタッチセンサーを指でスライドして操作となり、段階変更時にポポポなどの音がありません。分かりづらいです。一応、ノイズキャンセリングの強度では三段階で異なる効果音が出ますが、それでもまぁ微妙ですね。

またジェスチャーコントロールとして、サイドをトントンと指で二回叩くと各種機能を呼ぶことができます。(一回や三回には割当不可)
これもポンという音が出るだけなのがちょっとイヤなポイントですかね。特にマイクというのはミュートになっていると思ってたらオンだったが起こると色々と事故に繋がるものですし、デザイン性やオサレ感より実用性が求められる部分だと思います。

ジェスチャーコントロールは、Bluetooth接続時とXbox接続時では異なる機能が割り当てられています。
Bluetooth接続時は明らかにスマホを想定しているバリエーションとなっており、電話が来た時は受けるもしくは拒否する、通話中はマイクの消音/解除もしくは通話終了、そして音楽再生中は再生/停止もしくは次へもしくは前へが、左右それぞれに割り当て可能です。まぁ普通ですね。

Xbox接続時は、二回叩く時の動作は左右ともに消音/解除で固定されており変更不可です。そのかわり左タッチバーの機能が、ノイズキャンセリング強度か、ゲーム音声/チャットのバランスを選ぶことができます。

音質面は問題なし

音質というのはオカルトチックなものだと私は思っているので、多くは語りませんが、ゲーミングヘッドホン扱いなのでまずはゲームで使ってみました。
3Dサウンドの定位感はぼちぼちといったところでしょうか。まぁしっかりと位置はわかります。ちょっと音量を上げすぎると「うるさいな」と感じるところがありましたが、ゲームをプレイする上で音質的に問題があるわけではありません。

続いて普段使用しているウォークマン(ZX300)と接続して音楽を聴いてみました。

普段私はソニーの高級スピーカーSA-Z1(実売75万前後)や高級イヤホンIER-Z1R(実売20万前後)を使っており、一般人並み以上に良い音に慣れています。そのため「音がいい、感動した!」という状態には全くなりませんでした。

「音がいい、感動した!」という状態にはなりませんでしたが、このあたりの高級価格帯に慣れた耳で「音質が悪い」と感じないということは、それなりに良い音が出ているのは間違いないでしょう。

私は高いオーディオ使ってるわりには、オーディオマニアらと違い「音質に言うほど差なんてねぇよ」と思うタイプです。特に、悪いものから良いものに変えた時は差なんて何も感じないくらいです。しかし一度良いものに慣れた後、悪い方へ落とすと「ん?」と違和感が出てきます。これは私に限らず、人間の感覚とはそういう風にできているので、嘘つきオーディオマニアと違って正直な評価だと思います。人は良い方には鈍感で、悪い方には敏感です。

IER-Z1Rと比べるとやはり音が全体的にボケてるような感じは受けてきます。解像感が下がるってやつですかね。高音と低音のバランスの再現性も若干弱いのかなと思います。とは言え、聴いていて嫌になるような差ではなく、しっかりと聴き込めば差はあるかなっていう程度です。なにか作業をしながら聴くというものだと、正直区別つかないのではないかと思います。ワイヤレスという楽さ、ノイズキャンセリング、トータル的な性能で言えば外で使うには十分選択肢に上がりそうです。私は普段ワイヤレスオーディオを全く使わないため、へぇ、ワイヤレスオーディオもやるもんなんだなぁと感心しました。

ちなみに、ウォークマンとペアリングして再生中でもスマホアプリから操作はできました。

総評

決して悪いヘッドホンではなく、ゲームにもオーディオにもまんべんなく使えそうなのですが、操作性の悪さを考えると決してオススメとは言いがたいです。

Bang&Olufsenらしいオシャレっぽい雰囲気はしっかりとしているため、オシャレに良い音を。という人には良いと思います。

コメント コメントは承認制です。

  1. 匿名 より:

    あべしんぞうww

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