本日からデジタル庁のワクチン接種証明アプリの配信が始まりました。
民間の「ワクチン接種証明で特典!」は、ワクチン怖いという人に対する差別に繋がるため個人的には好かないのですが、政府アプリにはそういった特典類はないですし、イベント参加などで必要に迫られるケースもあるのでインストールしました。
マイナンバーカードをかざすだけでかんたん登録できて便利・・・なのですが、私は名前が間違って登録されていました。私の名前が安倍晋三とすると、安部晋三となっておりまして、明らかな変換ミスをしちゃってる感じですね。
デジタル庁によると、VRSの記録の修正が必要なのは16日時点で、全国で約10万人。2回目の接種日が1回目より前になっていたり、ワクチンのロット番号が誤っていたりするケースが多い。このほか、誤りの恐れがある「要確認」は約433万人。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20211220-OYT1T50014/
報道によると、誤入力はちょこちょこあるそうです。ミスはないのが一番ですが、こういうものはスピードも重要なので、間違っていたら修正すればいいというのも一つの考え方でしょう。
間違っていたら修正すればいいと考えるなら、間違ってた時はどうしたらいいかを案内するのが重要だと思うのですが、デジタル庁のアプリに関する質問ページには訂正に関する連絡先が書かれていませんでした。とりあえず手当り次第に問い合わせてみます。
まずは区役所へ連絡
真っ当に考えると、デジタル庁は各自治体から提出されたデータを読み込んでるだけなので、入力元である自治体側に修正してもらう必要がありそうだと考えました。自治体側を直してもデジタル庁側に修正データが届くか断言はできませんが、リアルタイムで連携はされていなくても、定期的なデータ連携くらいはされているでしょう。というわけでまず最初に連絡する先として、区役所の代表番号に電話をしてみました。
私は千代田区に住んでいるため、千代田区役所に電話しました。コールセンターではなく代表番号にかけました。
私「今日政府から出たワクチン接種証明アプリをインストールしたところ、名前が間違っているので訂正してほしいのですが、どこに連絡したらいいのかわからず一旦ここの代表番号にかけてみました。」
区役所「我々では分からないので、区のワクチンコールセンターへお繋ぎします。」
どうやら、区役所よりは自治体のワクチンコールセンターの方が良いようです。こちらからコールセンターに掛ける必要はなく、区役所への電話をそのまま転送してもらえました。
ワクチンコールセンター
私「今日政府から出たワクチン接種証明アプリをインストールしたところ、名前が間違っているので訂正してほしいのです。」
コールセンター「デジタル庁のアプリですよね。」
私「はい。マイナンバーカードを読み取って登録するものなので他人の情報が入ってるわけではないのですが、名前が間違っていました。」
コールセンター「アプリに関する情報がまだないため、デジタル庁へ確認したいと思います。名前と、わかれば券番号をお伺いしてもよろしいですか。」
券番号とは、ワクチン接種時に臨時証明書のシールを貼ってもらった紙にかかれていました。写真で赤字で隠しているところです。1回目と2回目は同じ番号で10桁の数字でした。住所は聞かれなかったので、券番号さえあれば自治体内で個人特定可能なのでしょう。
私「名前は~~、券番号は~~です。ちなみに、名前のこの字が間違っており、全くの他人の名前が出ているものではありません。接種日や製造番号は合っていました。」
コールセンター「確認して折返しご連絡いたします。電話番号をお伺いしてもよろしいですか。」
こうして確認をお願いしておよそ4時間後。区の方から電話がありました。
担当「接種情報はVRSで入力しているのですが、名前は住民基本台帳、住基ネットから使用しておりまして、それが代替漢字に置き換わっているのではないか、というのがデジタル庁の回答でした。」
私「え、私の名前、そんな特別な漢字ではないのですが。」
担当「ですよね・・・。」
VRSというのは、報道にある通りワクチン接種記録システムのことですね。何の説明もなく電話の口頭で突如「VRS」と言われて、普通通じるのかとちょっと疑問なのですが、私は事前に新聞報道を見ていたのでわかりました。
さて、てっきりよくある変換ミスだと思ったのですが、住基ネットから転送しているとなると変換ミスは発生しようがないですね。しかし私の名前は特殊な漢字ではなく、これまでの人生で簡単な漢字に置き換えられた経験が一度もありません。斉藤の斉みたいな、どれか分からず変換で悩むタイプではなく、普通は変換に悩まないが実は大量の似た漢字があるというものでもなく、変換時に特殊な候補が出てこない漢字です。それで別の漢字になるって、いくらなんでも違和感があるんですよね。
実際に担当の方も、その漢字は特殊なので簡単なものに置き換わっていますと断言するようなものではなく、「デジタル庁はそう言ってた」という言い方にとどめており、この変化を不思議に思ってる印象でした。この漢字が対象となっているかは分かりませんが、デジタル庁側でそういった前処理をしているのは確かです、と。
その後は、問合せの目的がそもそも何なのかという確認がありました。もし正しい漢字での証明書が必要なら、紙で郵送するとのことでした。優しい提案ですね。まぁ別に証明書が必要というわけでもなく、社会でこのアプリを使うことがあっても変換ミスで通じるはずなので、今後必要になった時に困ることはないと思います。ただ違和感はかなりあって修正してほしいので、デジタル庁へ「本当にこの漢字が代替漢字になったのか?」を確認してもらって、分かり次第連絡してほしいという流れにしました。
(役所からのデジタル庁確認は時間がかかるから、急ぐなら自分でやってもらった方がいい、みたいなことも言ってました。正直別に急がないので向こうにお願いしちゃいます。)
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