天才投資家たちが語る「4年で平均年10%運用する方法」 @akihiro_koyama @YS_GPCR

先日ツイッターでこんなものを見かけました。

納税して株式投資するのと、脱税して株式投資しないの、どっちがお得か。というよくわからないテーマについて、小山晃弘(狂)なる者が

30%税金で取られても年10%で運用できれば4年後にはプラスになる計算

という計算を前提に、納税して投資した方がお得という話をしています。

一般的に、こういう話をする時にギャンブルじみた低確率のものを前提にはしないですよね。でなければ宝くじで100億当てた方がお得みたいな主張すらもまかり通ります。100%必ずとは言わずとも、大抵の人が十分に高い確率で安定して実現できるということを前提にしなければ、話の展開上ありえないと思います。

しかし投資の世界において、年10%運用を安定させることは非常に難しいはずなんですよね。難しいというか無理なのではないでしょうか。世界最高の投資家たちに聞いても、短期的に見ればできても長期的にそれを安定させることは不可能みたいな回答が出るんじゃないかと思います。

長期的に見れば確実に納税して投資に回した方が得だと思う

しかし小山晃弘(狂)なる者の話には、長期的に見れば確実にというキーワードが入ってるんですね。マジですか。

年10%運用できれば4年でプラスになり、長期的に見れば確実にお得だ。これってプラスになったタイミングで勝ち逃げとかではなく、年10%運用を安定して実現し、4年でプラス、以後どんどん儲かるかのような言い方ですよね。無理でしょう。これが例えば年1%であればできるのかなと思いますが、10%は無理でしょう。

年10%運用できる前提って謎だなぁと思ったので、そうツイートしました。

すると 小山晃弘(狂)なる者から次のような返事が来ました。

まず、なぜS&P500が出てきたのか。会話の流れ的にもちろん、今から4年かけて年平均10%の利回りを達成する手段がS&P500であるということですよね。年10%運用できる前提って何だよと言われ、S&P500だと答えてるわけです。

そしてS&P500とは何か極めて簡単に言えば、アメリカ主要企業の平均値です。アメリカが経済成長しなくなるというのはあまり考えられないため、思考停止してS&P500に乗ることは、マイナスになることはそうそうありません。話の前提は大抵の人が十分に高い確率で安定して実現できる資産運用方法であるというのは、小山晃弘(狂)のこの回答により認識相違ないでしょう。

さて、S&P500の過去20年間の平均利回りが年10%であるというのは事実です。ですが、S&P500が過去20年平均すると年10%伸びていたことはこれから4年で年10%運用できる根拠になるのでしょうか。もちろん、ならないですね。そんなものは何の根拠にもなりません。伸びてるところは今後もずっと伸びるだろうとみんな思いますが、現実はそうはいかないので世の中には大暴落というものがあります。
「伸びてるところは今後もずっと伸びるだろう」で考えが止まったら投資の素人でしょう。私自身も投資については素人ですが、この考え方では私以上の素人だと思いました。

ここで一度整理すると小山晃弘(狂)の話は以下の通りです。

主張:4年で年平均10%運用を達成できる
根拠:S&P500は過去20年で年平均10%の利回りだった

この根拠に対しては、「誰でもここ20年の間にS&P500を買ってたら儲かっていた」と「ここ20年伸びてるから今後も伸びる」の二つの深堀りが考えられると私は思いました。前者の方がよりバカな考え方ですが、どちらもしても極めて単純な結果論で話していると思います。
「20年前にApple株買ってたら」と「20年間Apple伸びてるから今後も」と、どちらのケースでもちょっとバカな話ですよね。それと同レベルだと思います。

なのでそうツイートしてみました。すると次のような返事が来ました。

S&Pは個別株ではなくインデックス株、中学生でも知ってそうな単純な説明の返事なのですが、これって結果論で語ってることに対する反論の意味を持つ言葉でしょうか。違うと思います。個別株だろうとインデックス株だろうと結果論で語ったら本質的な部分では同じです。

結果論で言うなら に対する反論になってないと説明してみました。一応補足すると「対して」とは誤字です。「に対して」です。

未来の急成長企業を予想する難しさ
主要な株価指数のマクロな値動きを予想する難しさ
これが同等だと考えるならそうなんだろうな(=私が同等だと考えていると小山晃弘(狂)は思った)とのことです。結果論で語ることは予想したと言えないですよね。

その後、小山晃弘(狂)からの返事はなくなりました。彼は「過去20年平均を見たらこうだった」が未来を予想したと思ってるのでしょうね。S&P500はこれから4年で年10%上がります。ソースは小山晃弘(狂)。

アメリカの最近の社会や経済から、落ちるところもあるが伸びるところもある、スマホの成長は黎明期を超え安定期に入ったがまだ落ちる段階ではないみたいな色んなことを語って平均10%を予想する。これが予想だと私は思います。
「S&P500過去20年平均10%だったよ。今後も平均10%!」では投資の世界における予想とは言えないでしょう。

ニューチャレンジャーYS@GPCR

小山晃弘(狂)からの返事は来なくなったのですが、別のYS@GPCRという者からリプが来ました。

私の先のツイート、結果論で言うならに対する反論になってないというものに関して、投資クラスタに教育してもらった方がいいというものです。まぁ私の投資知識は豊富ではなく、投資クラスタなるものたちから見たら教育することが可能な程度であることは否定しません。結果論で語る人よりはマシなんじゃないかなとは思いますけど。

というわけで結果論で語る人こそ教育してもらった方がいいんじゃないかなと返事をしてみました。

インデックス投資を結果論でうまいこといってるだけのギャンブルだと思ってる。と私がいつ言ったのか不明ですが、YS@GPCRなる者の目にはそういう言葉が見えたようです。

というわけで、誰がいつそう言ったのか確認してみます。
これは極めて一般的な人類のコミュニケーションのとり方ですよね。自分が言ってない言葉を言ってると主張する者がいたら、それは「自分の表現におかしな点があった」「相手の読解力がない」のどちらかが一般的です。相手が統合失調症を抱えているとかもありますが、一般的な人類のコミュニケーションでは稀です。(ネットではよくある話ですけど)

何を見てそう思ったかがわかれば、その表現に問題があったか、相手の読解力がゴミかがわかります。これは互いに健常者であれば理解できるコミュニケーション方法なので、相手がマトモであれば「このツイートからそう読み取れる」という返事が来ると思います。

相手がマトモであれば「このツイートからそう読み取れる」という返事が来ると思った。思ったのですが、来ませんでした。私としては極めて一般的な人類のコミュニケーションの取り方を選んだつもりなのですが、これでは口答えになるそうです。彼は人の域を超えた神なのかもしれませんね。

とりあえず、確認行為が「口答え」になる日本語力について、日本語クラスタに教育してもらうのがいいのではないかなと思いました。私が想定する「一般的な人類のコミュニケーション」とは違う形でコミュニケーションを取ってくる人であることはすでに分かっているので、相手の言葉を借りて小馬鹿にして言い返しています。

すると、「このツイートからそう読み取れる」という返事が来ました。スクショつきで。なんでも、私は個別銘柄を当てることとインデックス投資の安定性を同一視しているようです。そこからギャンブル扱いしていると判断したとのことですね。

さて彼が持ってきたスクショを見てみると、どちらも「結果論で言うなら」と書き始めているのが分かりますよね。これ幼稚園児でもわかると思うのですが、 結果論で言うならという話をしています。

私が同一視しているのは「結果論で語る」であり、
「個別株とインデックス株」を同一視はしていません。

伸びたインデックス株を見て「ほら20年で10%ずつ伸びたぞ」
伸びた個別株を見て「ほら20年で10%ずつ伸びたぞ」
どちらも結果論で語ってるバカだと私は思うわけです。

よって、私の文章表現の問題ではなく、彼の読解力の問題であると私は判断しました。

というわけで、「過去を見て結果論で語る」という行為の同一性を指摘してることと、彼の言葉を借りて「いやマジで日本語勉強した方がいいのでは」を返してあげました。

私がインデックス株をギャンブル扱いしている(と感じる部分)の説明にはなっていないのですが、興味深い話が出てきましたね。

10%しか成功しない賭けに成功したという話
99%成功する賭けに成功したという話

これ何の話だと思いますか?
何らかの確率の例えであることはわかりますね。
確率の例え話をする時、確率を変えたら例え話にはなりませんよね。では彼は何を99%成功すると言ってるのでしょうか。ここまでの流れを振り返ってみましょう。

発端は小山晃弘(狂)のこの計算です。

30%税金で取られても年10%で運用できれば4年後にはプラスになる計算

私はこれに否定的でした。謎理論だと。
すると小山晃弘(狂)は、S&P500を名指しして去りました。

これを見たYS@GPCRは、私がインデックス株をギャンブル扱いしていると主張しました。
話の流れ的に、YS@GPCRのいうインデックス株とは、具体的にはS&P500を指していると考えて大丈夫だと思います。S&P500に限らないが、少なくともS&P500は含まれるはずです。

私はインデックス株をギャンブル扱いしていませんが、YS@GPCRは私がインデックス株をギャンブル扱いしていると思っています。そして10%と99%を例えに出して私を「論破!」しようとしています。ということは、Apple株(=個別株)を成功率10%、インデックス株(=S&P500)を成功率99%と例えているわけです。

え、S&P500って今後4年で年10%運用できる確率99%なんですか?

という疑問が生じませんか。私は生じました。なので彼は投資経験がない、もしくはダニングクルーガー現象、俗称“完全に理解した”の人なんだと思います。

ダニングクルーガー現象。能力の低い人は自分の能力を過大評価する。自分の能力の不十分さを認識できないため自信だけ巨大になる。もう少し経験と知識を得ると自分の力量がわかるようになる。

投資の話で99%という確率を出してくる、その時点で間違いなく“完全に理解した”にいます。とはいえこれを教えてあげるほど私は優しくないですし、文字数も足りません。説明になってないという返事だけしてみました。

そしたら自分の連ツイのスクショを送ってきました。

言ってる内容は、とにかく私は個別株とインデックス株の違いを知らなかったはずだ、そうに違いない、絶対に知識がなかったはずだということだけですね。ええ、これこそ“完全に理解した”の人の特徴的な行動です。
自分には万能感溢れる絶対な知識(実際には誰でも知ってるレベルの内容)があり、他の人は知らない、自分は凄いんだという状態に陥ってます。個別株とインデックス株の違いなど、小学生でも説明すれば理解するレベルです。この知識を俺は知ってる!凄いだろう!貴様は知らないんだ!とドヤ顔で3連続ツイートできるのは “完全に理解した”の人くらいです。

完全に理解した人の目的なんて単純ですね。俺は凄い!俺は凄い!それしかないんですよ。精神的勝利宣言をしたいだけです。

精神的勝利宣言を済ませた感じかなって聞きました。もう私は完全にあしらいモードです。

理由と目的と意図は何だ。それ聞かないと分からないんですね。

年10%運用4年。根拠が結果論。草ってだけ。

とにかく不自然だ、お前は個別株とインデックス株の違いを知らなかったはずだということしか言ってないのですが、何気に凄い言葉が最初に入ってますね。

「S&P500の過去20年間の平均を主張された4年”後”の話」の辺りにおそらく脱字があり意味がよくわからない

私のツイートを振り返ってみましょう。老眼の方にもわかりやすいよう[]で補足入れますね。

S&P500の過去20年間の平均を主張された
[改行]
4年”後”の話を、過去20年平均の結果論で語れるって凄いナーと思った

この改行が彼には見えてないんですよ。
「S&P500の過去20年間の平均を主張された4年”後”の話」と、なぜか改行を消して続けて読み取ってるんです。私のツイートをコピーをしたとしたら、改行含めてコピーされるはずなので、彼は自分で手入力してるのもわかります。

ツイッターは文字数制限が激しいため、私は文章表現上抜いてもなんとか通じそうな部分は省略します。ブログでは徹底して長く書きますが、ツイッターでは省略します。省略した結果が改行なのですが、改行があれば意味通じませんか?

(小山晃弘(狂)に)S&P500の過去20年間の平均を主張された
(それに対して私は)4年”後”の話を、過去20年平均の結果論で語れるって凄いナーと思った

これ、カッコなしでも、1行目と2行目の間に改行さえあれば通じません? 私は通じると思って改行を入れました。すると彼は頭に血がのぼっているか、もしくは煽り抜きに日本語クラスタに教育してもらった方がいい日本語力なのか、改行を読まなかったわけです。コピペならありえない「改行削除の引用」がある以上、確定です。彼は改行を読んでいません。

この「改行が読めない」が、彼にとっては致命的に恥ずかしかったのかもしれません。ここから急に返信が滞るようになりました。

2回ほど突いてみましたがガン無視です。
あれだけ不自然だ不自然だというなら、この改行を読めない部分も不自然だ不自然だ言ってみればいいのに、言ってこないんですね。

こういうものって「見落としていた」と一言いえば済むだけの話ですし、恥ずかしかったら「スマホの1行の文字数と一致してた」とか言い訳すればいいだけなんですよ。でも彼はそういうこともできません。ものすごくプライドが高い人なんでしょうね。

改行読めないものには絶対に返事をしませんが、他のものには返事をします。

基本的な論理学を投げて来ましたね。

知識Aを知っている者であれば、言説Bを見た時、指摘Cをするはずだ。
人物Xは指摘Cをしていない。よって人物Xは知識を知らない。

コレに対する論理的反論は簡単です。

「お前もしていないよね」
これ一つで論理的に否定できます。

知識Aを知っている者であれば、言説Bを見た時、指摘Cをするはずだ。
人物Xは指摘Cをしていない。よって人物Xは知識を知らない。
知識Aを知っている人物Yは指摘Cをしていない。

論理的に否定しました。あとこの、知識があればこういうはずだっていう考え方をするあたりも“完全に理解した”の人あるあるですね。物事には無限のパターンがあることを理解せず、自分が想像する「こうなるはず」しか言えない人です。

さて論理的反論をしたらどういう返事が来るでしょうか。

俺は避けた。おお、論理的反論が通じない無敵の人だと思います。しかもやたら不自然だ不自然だにこだわりますね。自分が改行を読めない不自然さはガン無視ですけど。

そしてこのあたりからYS@GPCRからの反応はなくなってきました。私の総括ツイートはこんな感じ。

私には意図目的はなんだと聞きにきながら、自分は答えてくれませんでした。

まとめ

小山晃弘(狂)がいうには、S&P500を買えばこれから4年間で年10%の運用益が出ます。その確率はYS@GPCRがいうには99%です。これが分からないのは投資クラスタに教育してもらった方がいいレベルに投資知識がなく、個別株とインデックス株の違いすら知らないから分かないのです。黙ってS&P500を買いましょう。天才投資家YS@GPCRを信じれば貯金が百万単位で変わります。天才投資家YS@GPCRを信じましょう。私は信じません。

ただし私は、S&P500が年10%平均で4年続くとは1ミリも思いませんが、アメリカ経済が死ぬとも思いませんので、S&P500に乗ることは十分にアリだと思います。bestな選択ではなくてもbetterな選択でしょう。
4年という期間だと、コロナ禍への公金注入が力尽きて大暴落してるかもしれませんし、米中戦争になって大暴落してるかもしれません。でも20年後に振り返れば、今より成長してると思います。積立NISAでS&P500に突っ込むのは、極めて低リスクに安定して、ソコソコ資産を増やすのに定番です。それでも世の中どうなるか分からないので絶対ではないのですが、まぁアメリカ経済が破綻したら日本円はもっと大変なことなってます。貯金するくらいなら積立NISAでS&P500がいいと思います。1円から始められますよ。

おまけ

YS@GPCRが連れてきたと思われる雑魚のツイート。

S&P500の説明をしてきました。全体が伸びさえすれば勝てる手法、その通りですね。4年で平均10%伸びる手法ではありません。 4年後に平均10%伸びる根拠にはなりません。

この一言で返事なくなりました。雑魚ですね。

コメント コメントは承認制です。

  1. 匿名 より:

    PV稼ぎか知りませんがタイトル詐欺はやめてください

    • 管理人 より:

      タイトル詐欺ではないです。天才投資家を信じましょう。

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