iPhoneX/8はQiによる無線充電に対応したのが一つの特徴ですね。
かつては日本メーカーがドコモ主導で採用し始めたもののあまり流行らないまま「NOTTVに干渉する」という理由で強制終了したという歴史を持つのがQiですね。そんなQiが海外製のiPhoneによって一気に普及しそうというのは少し感慨深いですね。
さて私もiPhoneXを購入――まだ予約というのは無粋なツッコミ――、またiPhone7では充電トラブルに見舞われていたので、Qiでの充電を考えてます。というわけで何が良いかな~というのが今回のお話です。
日本メーカーはほぼ絶滅した市場
昔はドコモ主導で日本メーカーが作っていたものの、前述の通り流行らないところにNOTTVが来て強制撤退したため、日本メーカー製の新製品は現時点では存在しないと言っていいでしょう。
パナソニックがかつて販売していたQE-TM101は、広いパッド内をコイルが移動し、どこに置いても充電できるという機能を搭載していました。無線充電では充電パッドのコイルの上に本体の充電回路がないと充電できないので位置合わせが必要なんですね。なのでコイル側を動かそうという、日本の無駄に丁寧かつコストかかりそうな対応をした商品がこれでした。確認はしていませんが、これ以外ではコイル移動式のQiパッドを見たことがないので、ムービングコイルはパナソニックが権利を持ってるのかもしれません。
Qi登場当初と比べれば今のQi充電パッドは広いエリアで充電できる――コイルを増やした――ものが出ているのですが、それでもコイルを物理的に移動させてしまうQE-TM101よりは狭いです。
ワット数は5WでOK、7.5Wで十分、念のためなら10W
Qiには、標準の5Wの他に、より高速な15Wや10W、7.5Wがあります。ただしiPhoneX/8が今時点で対応しているのは5Wです。そして年内にアップデートで7.5Wへ対応します。ちなみにiPhone付属のACアダプタが5Wなので、一般的に言って5Wが遅いというわけないと考えてOKでしょう。iPad付属の大きいACアダプタで充電するのと比べたら遅くなりますが、iPhone付属と比べればワット数で言えば同じです。
現在5W、年内7.5Wのソースは、AppleStoreで扱っているサード製のパッドの注意書きです。パッド製品情報から7.5Wまで対応と分かりますが、7.5Wを高速ワイヤレス充電と呼称しています。そして、高速ワイヤレス充電は年内にアップデートで対応とあります。よって、7.5Wへは年内対応が確定で、それよりも高速のものについては未定となりますね。
発表前のリーク情報時点で「iPhone8は7.5Wだ」となってたので、10Wアップデートはたぶんないんじゃないかな~とか私は勝手に思ってます。とりあえずAppleStoreのものは6000円とかしてちょっと高いので、別のメーカーでなるべく安価なものを探しましょう。
無難なのはAnker PowerPort Qi 10
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Ankerと言えば、安価で高品質なモバイルバッテリーで人気のメーカーですね。そこが出しているPowerPort Qi 10は、本記事執筆現在で2,499円で10W対応です。ぶっちゃけこれで何も問題ないと思います。品質、値段、どちらも高い次元で揃えています。7.5W対応後はもちろん、可能性の一つとして将来的に10Wに対応したらその時にもしっかり対応です。メーカー保証も18ヶ月と長めですしね。
ただしコイル数は1つですので、位置合わせは少し必要になるでしょう。
追記(2017-11-02)
iPhoneX需要で売り切れたのか商品ページがなくなっているようです。10W対応品で安価なものだと、次のものがあります。
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もっと安いのないかなと探す
もっと安いのないかなと探したら、ありました。
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本記事執筆現在1,839円と激しく安めです。出力は5Wみたいですが、3コイルとあるのでパッド上の広いエリアでの充電が可能なはずです。メーカーはあまり聞いたことが無いところですが、レビューを見る限りは初期不良を引かなければ品質は大丈夫そうな印象です。一応、Ankerの5Wパッドが1,799円なんですけど、40円差で3コイルになるなら、こっちの方がいいかなと思います。
国産信仰があるならパナソニック
前述の通り国産Qiパッドはほぼ絶滅した市場――完全絶滅かは未チェックなので”ほぼ”と記載――です。私が知っている限りで最も新しいものは2014年パナソニック製です。記事の最初でチラっと触れたコイルが移動するヤツは流石に古すぎるのですが、こっちならまだ2014年。
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出力は12V 650mAと書かれているので、単純に計算すると7.8Wですが、Qiとしての7.5Wで充電できるのかはよく分かりません。Qiの7.5Wは、たしか1.5Aだったはずですから。
コイルの移動はありませんが、位置がズレている場合にはLEDが赤く光って「場所違うぞ」と教えてくれ、位置が青く光るという機能を搭載しています。古い商品ですが、どうしても国産がいいというならこれもアリなのかな~と思います。
AirPowerを待つ
Apple純正品として登場予定のAirPower。3つまで同時に充電できると謳ってますね。
2018年発売としか言われてないので具体的にいつ出るのかサッパリ不明ですが、コレの登場を待つのも十分にアリでしょう。
以上4商品くらいが、あまり深く考えずに選択肢となる候補でしょうか。私はAnker買っとくかな~。
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悲しいほどにDQ関連とコメ数の差があるね
釣ってるかどうかは個人のブログだからアレだけども
脱毛記事は個人的に興味深いので続き見たいところです
この記事と関係ないコメですみません
俺は相変わらず、お前は天才だと思う
ネタがすげぇわ